一人暮らしを始める方にとって、まず冷蔵庫と洗濯機は必要になってくるかと思います
で、家電量販店に行ってみたらたくさんの種類があって「どれがどれだかわかんない…とりあえず安いのでいっか」となりがちです
でもちょっと待って!本当にそれで大丈夫ですか?
お住まいの環境や使い方によってしっかり選ばないと、すぐ買い直す事になってしまうかも…
ここではいくつかのパターンによる洗濯機の選び方とおすすめを解説していきます
目次
洗濯機の種類
大きく4種類に分けられます
縦型洗濯機(ノンインバーター)
縦型洗濯機(インバーター)
縦型洗濯機(乾燥付)
ドラム式洗濯機
それぞれの違いは別記事でお伝えしているので、今回は一人暮らしに絞って説明します
はい!洗濯機です!これほど人によって求めるものの違いが出る家電製品はなかなか無い笑 洗濯機は使い方によって大きく4つに分けられるので、まずは自分がどれに該当するのか確認してみましょう 目次1 まずはじめにひとつ言っておき …
毎日洗濯派?数日おきに洗濯派?
毎日洗濯するならインバーター以上がおすすめです
水道代や電気代などのランニングコストを抑える事ができるからです
例えば水道代ならば、毎日洗濯する場合1ヶ月で約810Lの節約となり2.5円ほどの差が出るので1年間で約900円の差が生まれます
また電気代はインバーター式が半分ほどの電気代で済みますし洗濯時間も短くなるため、毎日洗濯する場合1ヶ月で60円ほどの差が出るので1年間で約720円の差が生まれます
洗濯物の量が少ない場合はこの差が更に拡がり、年間の差は5,000円近くになります
毎日洗濯するならインバーター式以上のものを、たまに洗濯するくらいの頻度ならノンインバーター式を選びましょう
住まいはマンション?アパート?
ここは音の差が焦点となります
上の表は本体の使用音であり、振動は含まれません
ここは使用者というより周囲の人に対する配慮の話になってしまいますが、マンションのようなコンクリート住宅ならばあまり音漏れを気にしなくても良いでしょう
アパートなどの軽量鉄骨住宅はどうしても音が響くので、できるだけ静かな使用音が求められます
ご近所さんとの音のトラブルは解決しにくいですからね…
外に干す?室内干し?
日が出てる時間に干すことができる人ならば外に干せば何も問題ないです
でも夜しか洗濯機を回せない人はどうでしょう?女性の一人暮らしだと外に干してたら下着泥棒に狙われたりとかの可能性もありますよね
そうすると部屋干しになると思いますが、場所を取るし臭いの問題もあります
生乾き臭の原因は雑菌が水分によって繁殖することにより起きるのです
そのような場合は乾燥付のモデルがおすすめです
乾燥付きの縦型洗濯機は洗濯物をある程度乾燥させる効果があり、部屋干しの時間短縮や臭いの発生を抑制します
例えばこういう分けかた
「たまにしか洗濯しないし、洗濯は昼にするよ!外に干すよ!」という方はノンインバーター式が向いています
「毎日お昼に洗濯するよ!外に干すよ!」という方はノンインバーター式か、ランニングコストを考えるならばインバーター式にしておきましょう
「たまにしか洗濯しないけど洗うのは夜で、外に干すよ!」という方なら、ノンインバーター式か音に配慮するならインバーター式にしましょう
「外に干すのは怖いから、家の中に干したいな」ということならば乾燥付の縦型洗濯機かドラム式がおすすめです
特にドラム式はほぼ完全に乾くので、そもそも干したくない人や干す時間を自由に使いたい方はドラム式が良いでしょう
一人暮らしにおすすめのノンインバーター式洗濯機
ノンインバーター式の魅力はなんと言っても価格です
3万円台から探せるので、最初のコストを抑えたい方向けです
パナソニック NAF6B1
【槽洗浄】【槽乾燥】コースを搭載したベースモデルです
予約運転もできるので、ノンインバーターの中でも使い勝手の良いモデルとなってます
紹介したモデルの他に、風呂水ポンプが付いたNAF6PB1と容量を1kg増やしたNAF7PB1もあります
アクア AQWS5N
洗いムラを抑えてもみ洗いしてくれる【3Dアクティブ洗浄】を搭載
上面の蓋が半透明なので、洗ってる様子が確認できるのも面白いですね
東芝 AW5GA1
浸透パワフル洗浄で繊維の奥までしっかり洗う事ができ、からみまセンサーで洗濯物をほぐし、温度センサーで冬でもしっかり洗えます!万能ですね
手動で最小12ℓの水量で洗うこともできるので、ほんの少しだけ洗いたいというニーズにピッタリです
一人暮らしにおすすめのインバーター式洗濯機
毎日洗濯する方や、夜しか洗濯できないから回りへの音が気になる・・・という方はインバーター式にしておきましょう
どのメーカーも、インバーター式から各社の特色が出始めてきます
パナソニック NAFA8H1
パナソニックならではの特徴は、操作パネルが奥にあること
これにより洗濯機正面が狭くなり、洗濯物が取り出しやすくなっています
それ以外にも洗剤を泡立てて投入することにより衣類を傷めずに汚れ落ちを強力にできる【スゴ落ち泡洗浄】や、洗濯の度に洗濯槽の外側を一緒に洗浄して黒カビを抑制する【自動槽洗浄】がついてます
毎回洗剤の量を調整して入れるのが面倒・・・という方には、【洗剤自動投入】機能付のNAFA8K1もおすすめです
日立 BWV80H
日立のインバーター式はビートウォッシュと呼ばれるシリーズで、ずっと前から言われる最強の武器が洗浄力です
洗濯槽の下にあるパルセーターによる押し洗い、たたき洗い、もみ洗いが特に強力で、しっかりと汚れを洗い流します
さらに下から吸い上げた水を上から滝のように落とす【ナイアガラビート洗浄】や、センサーでひどい汚れを感知したら自動で延長してしっかり洗う【AIお洗濯】も搭載
シャープ ESGV7G
シャープ独自の穴無し槽が最大のポイント
洗濯槽に穴が無いことで【節水】【黒カビ抑制】【洗浄力強化】に繋がります
7kgタイプのみ風呂水ポンプが別売りになっているのでご注意ください
東芝 AW6DH2
こちらは珍しい6kgのインバーター式です
複雑な機能も大きな容量もいらなくて、節水節電が出来ればいいんだけど・・・という方にはピッタリです
とはいえ、ナノサイズの泡が洗濯物の汚れを落とす【ウルトラファインバブル洗浄】を搭載しており、性能の手抜き感は一切ありません
ちなみに【ウルトラファインバブル洗浄】は微細の水で汚れを落とすのですが、女性が頬にマジックで線を引きシャワーを掛けたらマジックが落ちていくCMをご覧になったこと、ありませんか?あれが1番想像しやすいかも・・・?
一人暮らしにおすすめの乾燥付縦型洗濯機
ここからは乾燥付のモデルとなります
洗浄力自体はインバーターと大きく変わらないものの、例えば洗剤自動投入だったり温水洗浄だったり、付帯する機能が増えていきます
ドラム式で洗剤自動投入や温水洗浄がついたモデルは軒並み上位機種なので、そのあたりの機能が欲しい方は狙い目です
パナソニック NAFW10K1
洗濯容量は10kg、乾燥容量は5kgです
【洗剤自動投入】を搭載したモデルで、洗濯容量を12kgに増やしたNAFW12V1には【温水洗浄】と【ナノイー除菌】もついてます
また、専用の錠剤を使って衣類に付着する臭いの原因菌を除菌する【次亜除菌】モードも搭載
長く使って臭いが染み付いたシャツやタオルなどの除菌に向いています
日立 BWDV80H
日立は洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kgから乾燥機付が選べます
【洗剤自動投入】が無い代わりに【温水洗浄】が加わっており、元々強かった洗浄能力に磨きが掛かります
汚れを落とし切るまで洗う【AIお洗濯】や、洗浄力が強力な【ナイアガラビート洗浄】ももちろん付いているので、洗濯能力を重視するならこちらがおすすめです
シャープ ESTX5F
こちらは先に紹介したパナソニックや日立のモデルと少し毛色が違います
乾燥付のノンインバーター式です
洗濯容量は5kg、乾燥容量は3.5kgで、特徴的なのは幅が520mmとかなり小型です
シャープ得意の【穴無し槽】に【自動洗濯槽洗浄】も付いてるので黒カビ対策もしっかりされています
また乾燥については、シャツ4枚ほどなら洗濯から乾燥まで約90分で仕上がります
「あーっ!明日着ていくシャツが無い!」なんて時にすごく助かりますね
一人暮らしにおすすめのドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機に求められるのはランニングコストの安さと完全乾燥による時間の節約です
乾燥の仕方によってヒーター式とヒートポンプ式に分かれますが、ヒートポンプ式は各メーカーのハイエンドモデルに搭載されている事が多いので、価格を抑えようと思ったらヒーター式になってきます
ここではヒーター式を主体にして、出来るだけ価格を抑えたヒートポンプ式もご紹介します
シャープ ESS7G
最も小型のドラム式洗濯機です
奥行きが600mmと、縦型洗濯機とほとんど変わりません
目立った特別な機能や能力はありませんが、ドラム式というだけで価値があります
乾燥がヒーター式というのもあって、市場価格ではハイエンドモデルの半額くらいなので購入しやすいですし、外や家の中に干したくない人におすすめです
パナソニック NAVG770
こちらも7kgと、小型のドラム式です
パナソニック独自の四角いモデル【キューブル】のうちのひとつで、【温水洗浄】【自動洗濯槽洗浄】【スゴ落ち泡洗浄】などの機能が満載です
そしてキューブルの売りはデザイン性にあります
しっかりとした洗浄力を確保しつつインテリアに馴染むデザインは、キューブルの売りのひとつと言えますね
東芝 TW127XH2
ヒートポンプ式のドラム式洗濯機です
洗濯容量は12kg、乾燥容量は7kgと、ハイエンドモデルと同じ
洗濯機の足に自動車のショックアブソーバーと同じ機能が付いており、音と振動を軽減します
ほかにも、洗浄力強化の【ウルトラファインバブル洗浄】、黒カビを抑制する【自動洗濯槽洗浄】、洗濯物を除菌しつつ乾燥させる【除菌乾燥】、洗うたびに自動で抗菌する【ag+抗菌】などなど…
一人暮らしでここまで必要?てくらいの詰め込み具合です
せっかくドラム式買うならしっかり機能が付いてる製品が良い!仕事が忙しくて洗濯機を干す暇もないしめんどくさい!という方には良い選択肢ではないでしょうか
まとめ
いかがでしたか?
一人暮らし用の洗濯機と言ってもかなり幅広く選択肢があるので、ざっと見ただけだとどれにしたらいいのか非常にわかりにくいです
選び方の基準は環境と使い方なので、しっかり考えて最良の選択をしましょう
洗濯だけに!
…
ではまた〜!