一人暮らしから家族まで!電子レンジのおすすめ【2023年3月】

電子レンジ、使ってますか?

料理が好きな方でなければ、電子レンジに持つイメージってお弁当を温めるくらいじゃないかなと

主な機能は【あたため】なのでイメージ通りではあるんですが、今はオーブン調理機能も加わったオーブンレンジや、加熱水蒸気調理機能搭載のレンジも市場に増えてきました

たくさん種類のある電子レンジの中でどれを選べばいいのか?ご紹介していきます

なぜ食品があたたまるのか

簡潔に言えば、食品にマイクロ波を当て食品に含まれる水の分子を振動させて運動エネルギーであたためています

人間も運動すれば身体があたたまってきますよね?

なので水分の無いお皿はあたたまりませんし、水の分子が固まってる氷はレンジでチンしても溶けません

ターンテーブル式とフラット式の違い

よくいただく質問がコレ

結論から言えば圧倒的にフラット式の方が高性能なのですが、何が違うのか?ご紹介します

ターンテーブル式のメリットとデメリット

ターンテーブル式はマイクロ波を1方向から当てて、食品を回転させてあたためます

1方向からだけなので、大きなお弁当など庫内で回転させられないものは全体をあたためられません

また、あたためるものの重量を検知して時間を計るので、同じものをあたためる時でも重いお皿と軽いお皿を使った場合で時間が変わります

「時間一杯までチンしたのに、イマイチあたたまってないな・・・?」なんてのはこの2つが原因ですね

その代わり価格が安いという大きなメリットがあります

フラット式のメリットとデメリット

仕組みはターンテーブル式と同じですが、マイクロ波を多方向から当てる仕組みになっています

庫内の真ん中に置いても端っこに置いてもしっかりあたたまるのはそれが理由です

また、あたためるものの温度を検知して時間を計るのであたためのムラが起きにくい特徴があります

デメリットは、仕組みが複雑になる分ターンテーブル式に比べれば価格が高くなってしまうことです

ただ最近は価格帯の安いフラット式も増えているため、明確な弱点とは言えなくなってきています

調理方法の違いによる選び方

どんな調理をしたいかで分けて考えましょう

レンジ調理

いわゆる【あたため】です

お弁当や食材をあたためるだけであればレンジ調理のみのモデルで問題ないでしょう

オーブン調理

オーブン調理は【焼く】調理となります

庫内の温度を高温にして、食材の芯まで焼いていきます

厚みのある食材、例えば塊りの肉だったりグラタンなどの厚みのある料理、芯まで熱を入れたいケーキなどはオーブン調理が向いてます

鳥の丸焼きもオーブン調理でどうぞ🦆

グリル調理

こちらも【焼く】調理ですね

イメージしやすいのはキッチンにあるガスレンジの下段真ん中にあるグリルでしょうか

オーブンと同じ【焼く】調理ですが、こちらは上面や下面などの外側を焼きます

例えば魚の開きだったり薄いステーキ肉などはグリル調理が向いてますね

ピザトーストで、表面のチーズがふわーっと溶けてほんのり焦げた感じ!などもできます

スチーム調理

蒸気を利用してしっとりとあたためます!いわゆる【蒸す】ですね

低温はスチーム調理、高温になると加熱水蒸気調理と呼ばれます

スチームに関してはあたためにも利用できますので、例えば冷ご飯や肉まんなど普通のあたためだとパサついてしまいそうな時にもしっとり感を持たせてあたためられます

加熱水蒸気調理は100℃以上の水蒸気を庫内に充満させて、食材の脂を流し出す効果があります

減塩効果もあり、ヘルシーなメニューを作るのに適してます

スチーム調理の弱点は、準備も後処理もそこそこ手間が掛かる点ですね

庫内を水蒸気で満たすので、調理後は拭き取りしないといけませんしタンクに水を入れて加熱するので周辺を清潔にしておかないといけません

綺麗じゃ無い水蒸気が充満したら嫌ですし…

機能別:電子レンジのおすすめ

【あたため】だけのものから【加熱水蒸気調理】付きのものまで、機能別におすすめを紹介していきます

オーブンとグリルは大抵セットで付いてるので、一緒に説明します

あとひとつ!必ず置くスペースを確認しましょう

電子レンジは本体サイズのほかに空けなければいけないスペースが必ずあります

スペースが無いとあたためた熱が逃がせずに籠ってしまい、故障の原因になるからですね

型番と一緒にサイズも記載しておきます

単機能レンジ

名前の通り【あたため】の単機能に特化したモデルです

お皿が回るターンテーブル式と、置く場所が平らになっているフラット式が混在します

日立 HMRFT19A

幅(mm)469
奥行き(mm)347
高さ(mm)296
上方スペース(mm)150
右スペース(mm)45
左スペース(mm)100
背面スペース(mm)100

単機能のフラットタイプで、容量が19ℓとかなり広いです

カラーはホワイトのみ

シャープ RET171

幅(mm)460
奥行き(mm)370
高さ(mm)273
上方スペース(mm)100
右スペース(mm)45z
左スペース(mm)100
背面スペース(mm)100

シンプルを追求したモデルで、ダイヤルひとつしかありません

容量は17ℓと充分な大きさがあります

カラーはブラックのみ

パナソニック NEFL222

幅(mm)488
奥行き(mm)380
高さ(mm)298
上方スペース(mm)100
右スペース(mm)30
左スペース(mm)30
背面スペース(mm)30
左右どちらかは開放

使い勝手だけじゃなくデザインにも力を入れたモデルです

カラーはブラックのみ

容量は22ℓと充分あり、ドアは押しボタンになっています

最大出力はなんとトップグレードに並ぶ1000Wもあり、時間短縮に役立ちます

オーブン、グリル調理搭載タイプ

ほとんどがフラットタイプになり、ターンテーブルはほぼありません

こちらにはすごい製品が今年デビューしました!ご紹介していきます

象印 ESGT26【EVERINO】

幅(mm)487
奥行き(mm)399
高さ(mm)370
上方スペース(mm)100
右スペース(mm)20
左スペース(mm)20
背面スペース(mm)0

容量は26ℓで、カラーはホワイトとブラックの2色

今年いきなり象印から発表されたすごい製品です

なにがすごいのか?例えばハンバーグを作るときは【レンジ】機能であたためて【グリル】機能で表面を焼きます

時間と手間が掛かります、が、コレが普通ですよね

エブリノはボタンひとつで両方を自動で切り替えて調理してくれます!

これがどれだけ便利なのかは料理する人なら分かるかと思います

レンジに入れてほっとくだけであたためと焼きが同時に終わるんですよ!すごくないですか?

他にも他社には無い能力が色々…この製品を知った時はかなりの衝撃でした

別記事でも紹介するので気になる方はご覧ください

東芝 ERW16

幅(mm)469
奥行き(mm)347
高さ(mm)296
上方スペース(mm)150
右スペース(mm)45
左スペース(mm)100
背面スペース(mm)100

容量が16ℓと、かなり小型のオーブンレンジです

小型とはいえフラット式なのであたためのムラは少なく「大きなものはあまり作ったりあたためたりしないよ!」という方にはとても使い勝手が良い製品となっています

カラーはホワイトのみ

シャープ RESD18A

幅(mm)455
奥行き(mm)375
高さ(mm)330
上方スペース(mm)100
右スペース(mm)100
左スペース(mm)100
背面スペース(mm)100

デザイン極振りのめちゃくちゃカッコいい、容量18ℓのオーブンレンジです

カラーはブラックのみ

ダイヤルとボタンがひとつずつに液晶画面のみとシンプルですが、あたためる食品の水蒸気を検知して時間を調整する機能もついているので冷凍食品などを無調整のままあたためが可能と、性能も妥協無しです

スチーム調理タイプ

更に大型になり、スチーム機能により料理のバリエーションも加速していきます

ただ、スチーム調理が付いてて過熱水蒸気調理が付いてないのは殆どありません!過熱水蒸気調理はスチーム調理の高温度版なので当然といえば当然ですが笑

東芝 ERXD70

幅(mm)480
奥行き(mm)390
高さ(mm)350
上方スペース(mm)100
右スペース(mm)45
左スペース(mm)15
背面スペース(mm)0

容量が26ℓの横長ワイド形状になり、相当大きな食材もそのまま入ります

本体のタンクに水を入れる方式ではなく、付属の角皿に水を浸す方式となります

ですので必然的に茶碗蒸しや冷ご飯などの「器が濡れても問題ない」調理が得意と言えますね

カラーはホワイトとブラックの2色

シャープ REWF263

幅(mm)487
奥行き(mm)450
高さ(mm)367
上方スペース(mm)100
右スペース(mm)0
左スペース(mm)0
背面スペース(mm)0

こちらも容量は26ℓと大型です

カラーはホワイトとブラックの2色

REWF263にはいくつかの特徴があり、そのひとつが左右と背面にスペースを必要としない【左右、背面ピッタリ置き】が可能という点

上にスペースがあればもう置けます!自由度が高いですね

そしてもう一つの特徴が【コンベクション】機能付きであること

熱風を使ってムラ無く調理するコンベクション機能ですが、本体の周囲が熱くなるのが弱点でした

【左右、背面ピッタリ置き】と【コンベクション】を両立させてきたのは凄い技術力と言えますね

過熱水蒸気調理タイプ

ここは各メーカーの差が1番出ます

ご自身が必要とする機能や能力で選ぶと良いでしょう

パナソニック NEUBS10A【Bistro】

幅(mm)494
奥行き(mm)435
高さ(mm)370
上方スペース(mm)80
右スペース(mm)0
左スペース(mm)0
背面スペース(mm)0

カラーはホワイトとブラックの2色

専用の発熱する【ヒートグリル皿】が付属しており、下ごしらえを終えた食材を載せておくだけで料理が完成します

また、両面を焼きたいトーストやハンバーグなどにも適していますし、温泉卵やゆで卵まで出来ちゃうんです

専用のアプリと連携させればレシピをどんどん増やせるほか、食材やジャンルからレシピの検索もできます

「この食材が余ってるんだけど、使い道ないかな…」なんて時に役に立ちますね

日立 MROW10A【ヘルシーシェフ】

幅(mm)497
奥行き(mm)442
高さ(mm)375
上方スペース(mm)100
右スペース(mm)0
左スペース(mm)0
背面スペース(mm)0

カラーはブラックのみ

専用の液晶画面を搭載し、見た目と感覚でお好みの料理が作れます

最大1000Wの大火力を生かした野菜シャキシャキ調理も可能

庫内に食材の温度と重量どちらもはかるセンサーを搭載しているので、最適な加熱を自動で行なってくれます

専用のアプリでレパートリーを増やす事もできます

日立独自の下面テーブルプレート取り外しももちろん可能なので、掃除もしやすいですね

下が外れるというだけで日立を選ばれるお客様もいらっしゃるくらいです

東芝 ERXD7000【石窯ドーム】

幅(mm)498
奥行き(mm)399
高さ(mm)396
上方スペース(mm)100
右スペース(mm)0
左スペース(mm)0
背面スペース(mm)0

カラーはホワイトとブラックの2色

最大火力はなんと350℃!加熱がめちゃくちゃ早いです

東芝の【石窯ドーム】は上面がラウンド型になっており、熱を効率良く対流させるため温度のムラがとても少ないのが特長です

最大火力とムラの少なさを利用して、プレート一杯に敷き詰めたクロワッサンやカップケーキなどは全部がとても美味しく仕上がります

さらに独自の深皿が付属しており、全面まるごと調理なんて事もできちゃいます

材料とメニューをプレートに載せてスタートさせたら、あとはレンジにおまかせで料理が出来上がります

シャープ AXXA30【ヘルシオ】

幅(mm)490
奥行き(mm)430
高さ(mm)420
上方スペース(mm)100
右スペース(mm)0
左スペース(mm)0
背面スペース(mm)0

カラーはレッド、シルバー、ブラウンの3色

加熱水蒸気調理の元祖ですね

ウォーターオーブンと名乗るだけあって、加熱水蒸気調理を得意としてます

レトルト食品あたためとゆで卵と冷凍ごはんの解凍と同時にこなす、みたいな事もできちゃいます

そのほか、加熱水蒸気を使って食器を高熱除菌したり、庫内の汚れを浮かせて取るなんてことも

さらに、スマホアプリと連携させてメニューを増やせます

レンジはどこで買う?

販売員の私が言うのもなんですが…

電子レンジは設置や工事が絡まない製品であること、また家電量販店の配送無料対象では無いことが多いため、ネット通販での購入がおすすめです笑

店舗で買って持ち帰るにしても重量があって大変ですし、設置もコンセントを繋ぐだけなので簡単にできます

重いレンジを店舗から家まで運ぶ手間や、お金を払って配送を頼むくらいならネットで買って無料で玄関まで持ってきてもらった方が楽ですね

まとめ

いかがでしたか?

電子レンジの機能を知ると、ただあたためるだけの製品じゃないことがわかって頂けると思います

せっかく電子レンジを買うなら、少しだけ機能を増やして新しい料理やレシピを試してみても楽しいかもしれませんね

では良い家電ライフを!