この質問、めちゃくちゃ多いんですよ
どこのメーカーがおすすめですか?とか
たしかに、エアコンって見た目どれも大差ないし、売り場に置いてあるエアコンは動かないモックだからお試しできないし、カタログ見ても同じような事しか書いてないし…
と、いうわけで!
リビングで使うのを想定して書いていきます
目次
おすすめを挙げるとすれば
パナソニックLXシリーズ
パナソニックXシリーズ
パナソニックJシリーズ
ダイキンRシリーズ
日立Xシリーズ
シャープP-Hシリーズ
富士通ゼネラルCシリーズ
この7種には共通点がありますが、理由は下記に
「どうせ全部最上級グレードなんでしょ?」
いやいや!スタンダードグレードも入ってます!
「シリーズ名だけじゃわかんねーよ!」
すみません!畳数によって型番変わるからシリーズで伝えたけど、メーカー紹介ページに各社ホームページのリンク貼ってます!
畳数の見方は別記事にて紹介してます
冷蔵庫とか洗濯機って普段から触る機会が多いから、良いところや悪いところが目につきやすいですよね でもエアコンって夏と冬しか使わないし、電源を入れたらほったらかしてるから性能がわかりにくい・・・ ここでは「そうだ、エアコン …
どこを気にしたらいいの?
リビングで使うならズバリ、省エネ性能が高いのが良いです!!!
って言いたいんですけど、こないだ
「うちは家族が不仲でリビングでくつろいだりしないから、リビングに居る時間すごく少ないんですよ〜だから省エネ気にしなくていいです」
って言われたことがあって
正直、そんな重そうなぶっちゃけ話は聞きたくなかった💦
まぁ、それは置いといて…
各メーカーはエアコンを数種類発売してますが、1番上のグレードと1番下のグレードの差は省エネ性能だけではありません
総じて追加能力がすごくなっていきます
追加される能力に魅力を感じれば上位グレードにしたら良いし、能力なくていいから金額を安くしたいと感じれば下位グレードにしたら良いでしょう
主な追加能力
換気、加湿能力(ダイキン、パナソニック、日立※)
フィルター自動お掃除で集めたホコリを外に自動排出(パナソニック)
フィルター自動お掃除で集めたホコリを触らずに除去可能(東芝)
付着したカビを落とす能力(日立、富士通ゼネラル)
除菌脱臭イオンでエアコンの内部とリビングを除菌脱臭する能力(パナソニック、シャープ)
エアコン本体のパーツを外して中身を掃除できる(三菱電機、シャープ)
コンビニのような無風で冷暖房運転(東芝)
これらは上位または準上位グレードに付いてることが多い能力です
※日立は別売りの換気ユニットを取り付けることにより排気換気(部屋の空気を外に排出する)機能が追加されます
また、日立は加湿機能はありません
おすすめに挙げた製品について
共通点は、エアコン内部のカビに対して対策が施されているところ
なぜそこにこだわるのか?
1番カビが付着しやすい熱交換器やファンは、個人では掃除が難しいからです
ただ、各メーカーによりカビ対策へのアプローチの仕方が色々と違います
パナソニックLXシリーズ
LXシリーズの特徴といえば、換気と加湿能力
昨年までは給気換気(外から空気を取り込む)だけだったのが、2023年モデルから排気換気(部屋の空気を外に排出)能力も追加されています
窓を閉めたままで部屋の空気を完全に入れ替えできるということですね
夏の熱風や冬の北風はもちろん、花粉やPM2.5も気にしなくてよくなるのは大きいです
加湿も室外機の専用フィルターを通して部屋に取り込むので清潔です
カビへの対策は【ナノイーX】で行います
エアコン室内機の内部も部屋の中も、全て除菌脱臭効果を発揮してくれます
ナノイー単独運転も可能なので、1年通しての使用が可能
プレミアムモデル。ナノイーX(48兆)搭載、 換気・加湿+極上の冷暖房を実現。パナソニックエアコン 2023年モデル エオリア LXシリーズについてご紹介します。パナソニックのエアコンのサイトです。
パナソニックXシリーズ
XシリーズはLXシリーズに搭載されていた【換気加湿機能】が無い代わりに、フィルター自動お掃除で取れたホコリを外に自動で排出してくれます
そしてLXシリーズと同じところは【ナノイーX】を使った除菌消臭
我が家のナノイー付きエアコンは、数年放置してたのに内部にカビは殆ど付いてませんでした
フラップとルーバーには多少付いてましたけどね!
つまり、フラップとルーバー周りを拭き掃除しておくくらいなので楽ちんなのです
ハイグレードモデル。ナノイーX(48兆)搭載、極上の冷暖房を実現。パナソニックエアコン 2023年モデル エオリア Xシリーズについてご紹介します。パナソニックのエアコンのサイトです。
パナソニックJシリーズ
このJシリーズはLXシリーズやXシリーズと違い、そもそも省エネエアコンではないです
ついでに、フィルター自動お掃除機能も付いてません
ではなぜおすすめに挙がるのか?
理由はシンプル!【ナノイーX】機能が付いているため
カビ対策に関してはナノイーXに任せて、フィルター自動お掃除や省エネ機能を無くすことにより価格を抑えることができます
パナソニックのエアコン「エオリア(Jシリーズ)」の商品サイトです。新「ナノイーX 」搭載 清潔スタンダードモデルです。
ダイキンRシリーズ
ダイキンのRシリーズに関しては、パナソニックLXシリーズが近い機能となっています
換気や加湿機能などは代表的ですね
Rシリーズならではのところでは、加湿で使用する水を使って熱交換器を直接洗う機能
熱交換器もコーティングが施されているので、洗い流す際に汚れが落ちやすい仕様となっています
ルームエアコンRシリーズ 「うるさらX」のページです。換気しながら、加湿・除湿、冷暖房できる。AI運転など快適機能充実「うるさらX」。ルームエアコンならダイキン。
日立Xシリーズ
先に言ってしまうと、日立Xシリーズにはイオンを使った除菌などの機能はありません
日立はどちらかと言うと「カビが付くのはしょうがない!ので、付いてしまったカビを落とす」のような方向性となっています
カビが付着しやすく、尚且つ掃除しにくい場所が熱交換器とファンであることは説明しました
Xシリーズの場合、まず熱交換器を加熱しカビを滅菌し、次に熱交換器を凍らせてカビを引き剥がし、最後に洗い流してカビを除去します
そして常時回転しているファンにブラシを当て、ファンに付着するカビを払っていきます
引き剥がしたカビはエアコン内部のドレンパンに落ち、ドレンホースから外に排出される流れとなり、部屋に剥がしたカビが出てくることはありません
白くまくんルームエアコンXシリーズ 。[凍結洗浄 除菌ヒートプラス]・[ファンお掃除ロボ]・[カビバスター]・[銅合金ウイルス抑制]搭載プレミアムモデル。日立の家電品「エアコン」に関するさまざまな情報をご紹介するページです。商品情報、お客様サポート(よくあるご質問、部品・消耗品、取扱説明書検索、日立のお店検索、お問い合わせ)等の情報がご覧いただけます。
シャープP-Hシリーズ
シャープと言えばプラズマクラスター
パナソニックのナノイーXとよく比較されています
効能は除菌脱臭で、部屋の空気を綺麗に保つ効果があります
プラズマクラスター単独運転もできるので、1年中ずっと部屋の除菌脱臭効果が続きます
さらにP-Hシリーズはフラップとルーバーが取り外しができ、丸ごと水洗いも可能
加えて室内機の高さが25cmと短いので設置場所に困りません
ただちょっと気になる点があり、1つはエアコン内部のプラズマクラスター運転
運転を停止した時に内部へのプラズマクラスターが効果を発揮、ということは運転中は内部に効果が発揮しません
とはいえ、運転中はエアコン内部は風が吹いてるのでカビ菌は定着できないので大きな問題ではないんですけどね
もうひとつはプラズマクラスター発生ユニット
これ交換方式なので、定期的にユニット交換しないと除菌脱臭効果が無くなります
総運転時間19,000時間でユニット交換なので長そうに感じますが、もしお部屋の空気を常時綺麗に保とうとしたら24時間365日プラズマクラスター運転し続けることになります
そうすると約2年で交換になるので、ここはパナソニックのナノイーX優勢かな、と思います
プラズマクラスターエアコンP-Hシリーズをご紹介。高さ250mmにこだわりの仕様、コンパクトハイグレードモデル。プラズマクラスター25000、COCORO AIR搭載。
富士通ゼネラルCシリーズ
富士通ゼネラルのCシリーズもパナソニックのJシリーズと同じく、省エネ性能やフィルター自動お掃除などの機能は付いてません
ですが、日立と同じく既に付着したカビを落とす点において優秀です
Cシリーズの場合は、熱交換器を55℃以上に熱したお湯で洗い流す機能となります
加熱するだけでなくお湯を使う理由は、お湯の方が滅菌効果が高いためと言われています
人間も、80℃のサウナは入れても55℃のお風呂に入れないのと同じですね
富士通ゼネラル 2022年エアコン nocria®Cシリーズ のトップページです。
「複雑な機能ついてるとエアコンクリーニングが高くなるから機能いらない」という方
一定数いらっしゃいますし、その考えも否定しません
ちなみに
エアコンの寿命ってざっくり12年くらいなんですね
で、カビ対策されてるエアコンって3-4年に1回くらいのエアコンクリーニング頻度で足りるんですね
ついでに、カビ対策されてるエアコンって大抵フィルター自動お掃除機能ついてるんですね
で、私よく使う【くらしのマーケット】さんでエアコンクリーニング見てみると、フィルター自動掃除無しの最安で6,000円、フィルター自動掃除有りで12,000円
12年x6,000円=72,000円
12年÷3×12,000円=48,000円
ここで考えていただきたいのが値差と能力差
カビ対策無しの本体売価が60,000円でカビ対策有りの本体売価が80,000円だった場合、最終コストって
60,000円+72,000円=132,000円
80,000円+48,000円=128,000円
フィルターを掃除する手間が掛からず、業者さん呼ぶ手間も掛からず、最終的に上位グレードの方が安い、となります
エアコンって買った後のコストを気にする方が不思議と少ないので、頭の片隅にでもいれておいて頂ければと思います
「でもフィルター自動掃除ついてない方が良いって言われたよ?」
それ、どなたに言われました?
エアコンクリーニング業者さんじゃないですか?
それは、そう言いますよね
カビがついてくれないとその方たちの仕事が無くなっちゃいますから
さらに言えば、フィルター自動お掃除ユニット外すの大変なんですよ…だから追加料金を頂くわけで
各メーカーが必死に強化してるカビ対策は、エアコンクリーニング業者にとっては敵なのです笑
まとめ
いかがでしたか?
1番長く居ることが多いリビングは、カビの対策が強化されているモデルがおすすめです
もちろんどのメーカーも対策はしてますが、プラスアルファの対策がどこまでされているかはメーカーやグレードによって様々
エアコンはそうそう買い替える家電ではないので、しっかりと目的に合った製品を選びましょう
では、良い家電ライフを!